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集客が増えないと嘆くバンドへ 番外編〜バンドとファンの距離〜

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こんにちは。

著者のゆっくんです。

とある知り合いの方からコンサルを受けました。

「バンドのファンの間で派閥みたいなものができていてどうしようか?」

 

これはインディーズバンドならよくある事です。

もちろんメジャーアーティストでも「誰々が好き〜」というのはありますが、インディーズはバンドとファンの距離が近いためバンドの問題になったりしますね。

 

ここでは僕なりの解釈ですが、今回のコンサル内容を書いて行きたいと思います。

※クライアントからは了承を得ています。

そもそも介入すべきではない

結論から書いてしまうとこれなのです。

 

あくまでもバンドは「アーティスト」であり

 

音楽を作成し、発表し、興行を行うのが「仕事」であり

 

「ファンの管理」をすることが仕事ではありません。

 

僕が以前組んでいたバンドメンバーは「お客さんの帰りが心配だから送りがてら一緒に帰るね」とイベント後に言っていましたが、その行為は間違いです

 

もちろん、せっかく来てくれたお客さん・ファンの方に感謝を示すのはあるとしても

 

あくまでも「ライブ会場」だからです。

 

自分が憧れているor尊敬しているバンドの方々の振る舞いを見てください。

 

おそらく「1対1での関係性を持たないようにしています

 

1対1での関係性が生まれた段階で、なぜか人は「羨む」「妬む」などの感情が生まれ始め、客観視ができなくなり問題を引き起こします。

 

バンドのファン同士の問題などが起きた際にそのような関係性があると、なぜかバンド内にまでその問題が浸潤し始め、派閥が生まれることなど日常茶飯事。

 

バンドの問題はバンドの中で。

 

ファンの問題はファンの中で。

 

こういう「お互いの責任フィールド」をしっかりと持っておくことが大切です。

 

これはバンド側から発しなければいけないものなので、なかなか難しいですが

 

できることは「ファンの方全員に対して同じ立ち振る舞いをする」ということ。

 

ファン同士のいざこざで潰れるバンドは本当にたくさんあります。

 

応援したいと思っているファンが「バンドを潰す」

 

応援されたいと思っているバンドの振る舞いが「バンドを潰す」

 

これを防ぐには「お互いの立場」をしっかりと理解することが必要です。

 

もしすでにこれらの問題にさしあたってるバンドは、一回自分たちの立ち振る舞いを見直した方がいいです。

 

ファンが狂い始めてしまうのは「バンドの立ち振る舞い・行いが悪いから」であり、たった1つの間違いがバタフライエフェクトのように大きなものになりますので、ご注意を。

自分のファンではなく「バンドのファンにする」

もしファンの方に「私・僕はあなたが好きです!」と伝えてもらったら。

 

感謝することと同時に

 

バンドの音楽のファンにしましょう

 

その時の話で自分のことを語ってしまうと「特別」的な話になるので、あくまでも話すのは「バンドの話」

 

製作にかかった苦労や、現在取り組んでいること。

 

まるで「インタビューを受けているように」話すことが大切です。

 

僕たちが憧れているアーティストさんたちのインタビュー記事や

テレビなどこういう時に本当に使えるトークスキルになります。

 

僕たちが憧れた人たちとお話ししたことはありますでしょうか?

 

ない方が大多数だと思います。

 

それでも僕たちはそのアーティストが好きですよね?

 

そういうふうに「自分」ではなく「バンドのファン」にする。

 

さらに言えば「憧れ」になれるような立ち振る舞いをすることも必要です。

 

個人的連絡は避ける

昨今の問題の一番引き金になるのはこれ。

 

LINEなどのツールのおかげで連絡が非常に取りやすくなりました。

 

ちょっと前だと、バンドのホームページくらいしかなかったですし

 

お客さんを誘うのも一苦労だったと思います。

 

さて…そこで過去と今。

 

どんな風に宣伝や連絡をしているか比べてみれば、個人連絡がどれだけ問題を引き起こしやすいかを書いて見ます。

 

Twitter / Facebook=ビラ配り

 

LINE@=ホームページ・メルマガ

 

個人LINE=個人宅へ電話・個人メール

 

わかってもらえますか?

 

バンドの宣伝を個人連絡で行うことは非常に非効率的であり、しかもかなりの特定性があり、そして特別視される連絡なのです。

 

バンドのライブでたくさんの方々に来てほしくて、情報を伝えたいのならばやはり「公式」なものを使用するのが一番いいです。

 

同じ情報を平等にお伝えする。

 

これが一番のポイントかもしれません。

 

僕もバンドをやっている時に「mixi」のアカウントやFacebookのアカウントを聞かれたことがあります。

 

もちろん最初のご連絡はしました。

 

「この度はライブをご覧いただきありがとうございます。

 

初めて見ていただき、気に入ってもらえて嬉しいです

 

これからも、よりよい楽曲を作って行きますので

 

今後も応援していただければ幸いです。

 

もしご都合が合う日がございましたら

 

またライブにお越しください!

 

バンドのホームページをお送りいたしますので

 

ご覧いただければ嬉しいです。

 

これからもご声援のほどよろしくお願いいたします。」

 

こんな感じです。

 

あくまでも「バンド」として。

 

個人の連絡先などは交換せず。世間話もせず。

 

それが、バンドとファンを守ることにつながります。

 

どうしても個人的な連絡を取りたい方は、もう旦那か嫁にする覚悟で!(笑)

 

それくらいインディーズの時のファンはデリケートですからね!

 

まとめ

さて、今回はバンドとファンの関係性について書いて来ました。

 

もちろん、僕が書いている事が絶対に正解ではなく、もしかしたらうまくやっているバンドさんもいるかもしれません。

 

ですが、僕が知る限りうまくいってないバンドさんばかりでした。

 

バンドの事はバンド内で。

 

ファンの事はファン同士で。

 

お互いが支え、支えられてステキな関係性を作ってもらえたらなって思ってます。

 

ご覧頂きありがとうございました。

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