こんにちは。
著者のゆっくんです。
2018年に発売され、現代の3大ギタリストと言われるJohn Mayerが監修に携わったモデルである…
PRS「Silver Sky」をチェックしてまいりました。この後レビューを書いていくのですが本当に素晴らしいギターで感動しました!
ストラト好きはかなりハマる一本だと思います!
スッと体に馴染む弾きやすさと音
僕はギターを選ぶ際に最重要視しているポイントの1つが「ネックの握り」なのです。
普段は54タイプのかなりしっかりしたVシェイプのギターを弾いているので、UやCタイプのネックが「弾きづらい」手になってしまっていました。
※レスポール系も頻繁に使用しますが、それは自分が慣れてるからで、セッションなどでは必ずと言って良いほどVネックのストラトを使います。
そんな僕が!店員さんに渡してもらってまず真っ先に感じたのは「ネックの握りやすさ」と「ボディバランスの素晴らしさ」
PRSの造りの良さは知っているつもりでしたが、まさかここまで凄いとは思いませんでした。
5店舗ほど回って同じ様にSilver Skyを弾いて見たのですが、弦高の違いはあれどほぼ同じ。
MarshallやFender系のアンプで弾いてもそのサウンドや弾きごこち、弾き手のニュアンスの反映の仕方はほぼ変わりません。
※厳密には個体差は若干あります!がカバーできない範囲ではありませんでした。
このギターとアンプがあればずっと弾き続けていられるし、弾き続けていたい…と本当に思いました。
Johnがビンテージ好みという事もあり、サウンドニュアンスもビンテージよりな枯れたサウンドが得意なギターのイメージでしたが、しっかり歪ませても分離のいい音が出ました。
これはPRSの恩恵かなと思います。
弾き心地・サウンド・ボディバランス。
全てが高次元で成立されている。
そんなギターです。
各ピックアップのサウンドバランス
試奏の時に本当に夢中になったのが、各ピックアップのキャラクターの確立のされ方。
フロントピックアップは太くマイルドだけど抜けてきますし。
フロント+センターはずっとカッティングをしたくなる音。
センターはバッキングの時に分離がよく。
リア+センターはアルペジオにバッチリなサウンド。
リアはキンキンし過ぎず、だけどトレブリーで攻撃的なサウンド。
クリーンでもドライブさせてもそのキャラクターはしっかり残り「使えないポジションがない」ギターです。
F社のものと比べて見て…
ご覧いただいてる皆さんが気になるのはこのポイントだと思います。
わかりやすくこの例えで行きますが…
「手元に30万という予算があったらF社とSilver Skyのどちらを買うか?」
僕はSilver Skyを取り、残った残金でTS系のペダルを一個買います。
理由としては「サウンドバランス」が1番だと思います。
もちろんF社でも当たりのものが見つかれば、この上ない素晴らしい個体があります。
しかし、PRSの安定した作りは常に同じサウンドクオリティを出してくれる「安心感」があります。
質の良いストラト系のギターを探している方はまず試されて良いと思います。
現行のラインナップと比較して…
実際にPRSで販売されている現行機種のCustomシリーズやMcCartyなどど比べてはどうか?という点ですが。
Customシリーズとは完全に別物でCustomシリーズは完全に「モダン」な仕様になっていてPRSならではの出音であります。
それに対してMcCartyはよりビンテージサウンドに重きをおいた「トラディショナル」な仕様。
この「Silver Sky」はMcCartyに見られる「ビンテージに重きをおいたトラディショナル」な仕様であって、PRSのCustomシリーズとは全くの別物です。
Customシリーズに代表されるサウンドイメージは全くなく、このギターだから出るというサウンドを持ったギターです。
最後に…
今回はPRSのSilver Skyをレビューしてきました。
色んな意見があるギターだと思いますが、僕は素直に「欲しい!」と思いましたし、きっとローズのストラト系を探した時に真っ先に候補に上がると思います。
もし、質の良いストラト系が欲しい方はまず試してみてください!
ビンテージ系のサウンドが好きな方でしたらなおさらヒットすると思います。
ご覧頂きありがとうございました!