こんにちは。
著者のゆっくんです。
今回は前回・前々回に引き続き「B’z Takトーンの作り方」について書いていきます。
今回のテーマは「モジュレーション系」=「Mod系」
「モジュレーションって何?」と思われている方もいるかもしれませんので簡単にご説明いたしますと…
コーラス・フェイザー・フランジャーなどの所謂「空間系」と言われるエフェクターのサウンドの事です。
Takさんは要所要所でとても効果的にこの「モジュレーション」をかけて楽曲に彩りを与えています。
このモジュレーションをうまく使うことでグッとTakさんのようなサウンドになりますのでぜひともチャレンジしてみてください。
代表的な2サウンド+隠し味サウンド
Takさんは代表的なところで2種の空間系を使います。
その2種が「コーラス」と「フェイザー」です。
参考楽曲も含めて紹介していきます。
コーラス
バラードなどによく使われる「コーラス」
有名な曲だとB’zの中では「TIME」がありますが、あの曲の最初に流れてくるギターの音。
あの音がコーラスがかかった音です。
単音で弾いているのですが、何本も重ねて弾いているかのような厚みと持たせて、音の広がりを作っています。
初期のB’zでは歪みのギターにも敢えてコーラスをかけて聴きなじみのいい音にしてます。
※これは80年代のLA系のスタジオミュージシャンの手法です。
クリーンサウンドにもドライブサウンドにも必要なTakさんのサウンドに近づけるための必須アイテムですね!
僕がおすすめするコーラスは以前の記事に書いたので今回は「よりTakさんの音に近づく為」のコーラスを紹介します。
Maxon CS-505
Takさんフリークの方には説明不要の超名器です。
18V駆動のとても温かみのあるアナログコーラスサウンド。
かつての名演はこの機種から生まれてきました。
現在でも入手できますのでご興味のある方はぜひ!
FAT 313C
こちらはTakさんのギターテックチームがTakさんの為に作ったコーラス。
とても煌びやかなコーラスで完成度がとても高いです!
現在のTakさんのコーラスサウンドがほしい方はこちらですね。
フェイザー
Takさんの使い方ですと「カッティング」に彩りを与えるときに使用されます。
特に有名なのが「FIREALL」のイントロ。
とても魅力的なサウンドですよね。この音色を使うことで抜けの良い、そして特徴的なサウンドに仕上がっています。
お勧めはこちら
MXR Phase100
2ノブ仕様のフェイザー。
1ノブ仕様のPhase 90もありますがこちらの方がより細かいセッティングと音作りが出来ます。
僕もかつてこのPhase100を使用しておりましたが本当にいい機種です。
4種類のサウンドバリエーションから、どのスピードで揺らすかまでコントロールできます。
バンドの雰囲気に合わせてその都度セッティングしてもいいですね!
隠し味のサウンド
さて、上記の音よりも登場回数は少ないのですがとても魅力的にB’zの楽曲を彩っている音色があります。
それが「フランジャー」
効果としては「ジェット機の離着陸前」みたいな音がします(笑)
楽曲でいうと「juice」のギターソロ終わりなどに使われていますね。
どちらかというと飛び道具的な使い方なので、ずっと使えるわけではありませんが「ここ一発!」的な使い方をするととてもかっこいいです。
おすすめとしてはこちら
MXR EVH Flanger
こちらは洋楽のモンスターバンド「VAN HALEN」のギタリスト「エドワード・ヴァン・ヘイレン」のSignatuerモデルになりますがすごく使いやすいです。
そして音も良いです!
またプリセットでエディーが使用しているプリセットが使えますので悩んだ時はこのスイッチを押せばOKです(笑)
まとめ
今回はTakさんのモジュレーションサウンドについて触れてきました。
歪みと同じくらい魅力的なTakさんのモジュレーションサウンド。
使いすぎると「くどく」なるのにそうならないというのは本当にすごいと思います。
ぜひ今後はTakさんのモジュレーションにも気を払って聞いてもらえれば今まで以上の楽しみがあるかもしれません!
ご覧いただきありがとうございました!