こんにちは。
著者のゆっくんです。
かなり暴力的なタイトルですが、ご容赦頂ければと思います。
以前書いた記事とリンクはしますが、戒言的に書いておきます。
先に書いておきますが、僕は…
「自分が上手いと思った事は一度もありません」
師匠を始め、先生、先輩たちの姿を常に見ていますし、覚えていますし、同じ曲を弾いた時にレベルの差がわかるからです。
どう言う事で今回、この記事を書いたのかを経緯も兼ねて書いていきます。
そもそも上手いとは!?
大前提を書きますがそもそも「上手い」とは?
前の記事でも書きましたが「楽曲の世界観をちゃんと表現できるか?」があると思ってます。
寂しい曲は寂しく。
励ます曲は力強く。
嬉しい曲は楽しく、嬉しく。
を伝えることができるかどうかだと思います。
では本題に入っていきます。
曲をそもそも理解してない
これが一番大きいと思うのですが…
例えば…ボーカリストになりますがちゃんと「寂しさ」を理解してますか?
その曲にあった「歌い回し」ができてますか?
発声はあってますか?
ギターの方の場合。
音色はしっかりと意識していますでしょうか?
チョーキングのタイムは?上げ方は?ビブラートのかける幅は?
こういう細かいことの積み重ねができて初めて「他者に伝わる音」になると思います。
テクニックに先行している
誰でも自分が思う通りにプレイできる事が1番理想だと思います。
で、その中でも「テクニック」に走る方がいらっしゃいますが、そんな方にこそこう言いたい。
「お前は全く基本の大切さがわかっておらん!ダンクが出来ようがそんなもの試合になったら全く意味がないんだ!」と。
漫画「スラムダンク」の1シーンですが、ダンクという華技にこだわる花道に対して赤城キャプテンが言い放った「基本が大事」という事。
そうなんです。
上手くなりたいならば絶対的に基本が大事。ピッキングを甘く見ていたら決して上手くなれません。
どんなに速く弾けても基本ができてないなら、それは「出来てない」事と同義なんです。
基本が出来てないのにテクニックばかりにこだわると…
「全く成長しないね…基本ができてないのに気づかないのかな。」
と周りから諭され、あまりに長く成長がないと見放されてしまいます。
テクニックを身につけることも大切ですが、それ以上に「基本」に立ち向かい、見つめ直して見ましょう。
世界観に沿っていない
よく「僕はこう弾きたいんです」「私はこう歌いたいんです!」とおっしゃる方がいますが…ちゃんと曲の世界観を理解してますか?
歌詞やメロディーの流れを正確にキャッチする事が出来ていないといわゆる「痛いプレイヤー」です。
これは自分では判断しづらいので、聞いてくれてる先生や音楽仲間に聞くのがいいと思います。
が…あまりに話を聞かないと…
「もう。そっとしておこう」
とこんな感じで内心思われてしまいますのでご注意を。
その曲をあなたより上手く弾ける・歌える人は世界観を正確にキャッチしてますので、話やアドバイスを聞けたらまず実行したほうがいいでしょう!
ちゃんと「練習」の意味をわかっていない
練習
これだけ聞くと嫌ですよね。嫌な方が多いと思います。
でも…練習って「自分の成長の為」です。
それを思えば「辛い」という言葉にはならないと思います。
人から言われてやる事は「練習」でありません。
自分で気づき、苦しんでその先にやっと掴めるものがあって「練習」って完結します。
あなたより上手い人・巧い人は…
何倍も、そして何回もその自分の弱点を抉り、塩を塗り、叫びたくなるような経験を経てその領域までたどり着いてます。
自分が尊敬できるプレイヤーがいたら、まずはその経験を聞いてみることも大切です。
どんな事をして、どんな風にして、今のレベルまで辿り着いたのか。
その人の「練習」を知る事は自分にとって大きな財産になります。
僕は10代の頃、憧れた先輩に教えてもらった時…
「ゆっくんはギターばっかりだから遊ばないとダメだ!」
と言ってもらい、7日間で約70時間以上そのは人たちと遊び続け、バーに行ってギターを弾いたり、お酒を飲んだり、ビリヤードやったり、夜の海に遊びに行ったりとして、気がつけば「ギターしか弾いていない頃」より上手くなってました。
練習は人により様々ですが、今のあなたが成長していないならば、それは何かが間違っているからです。
しっかりと「練習」の意味を把握して、自己成長に繋げれるようにしましょう。
決して、演奏しない事が練習である!
と言うわけではなく、いろんな景色や経験を見たり、得る事で一人でいては手に入らないものがありますよ!という事です。
まとめ
色々と書いてきましたが、僕が1番心の中で大切にしている言葉を記載しておきたいと思います。
この言葉をこの人が言ってくれた事が本当に深くて、意味があって、何より神様が言うのだからその姿勢で常にいたいと思ってます。
「ステージに上がった時、自分が1番上手いと思え、ステージを降りた時、自分が1番下手だと思え」
by Eric Clapton
この姿勢は本当に尊敬していますし、今でも僕の音楽人生の基礎になっています。
少しでも上手くなれる、人に何かを伝えれるプレイを出来るように常に自分を見直して今後の音楽人生を送って頂けたらと思っています。
ご覧頂きありがとうございました。