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【コラム】改めて考えるライブ・コンサート・フェスのマナーについて

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こんにちは。

著者のゆっくんです。

先日、大好きなアーティストのライブに行ってきまして…

それはもう幸せな時間を過ごすことができました。

しかしTwitterなどを見ていると「マナーが悪いファンがいて純粋に楽しめなかった」などの声もちらほら。

読んでみると「確かにわかる」と行った内容もありました。

そこで今回はライブ・コンサート・フェスのでのマナーについて書いていきます。

そもそも「マナー」って何だろう?

「マナー」

よく聞く言葉ですが実際に完璧に説明できる人はどれだけいるのでしょうか?

Googleでマナーと検索すると「行儀・作法」と出ます。

そしてWikipediaでは下記のように記されています。

マナーの様式は多くの場合、煩雑で堅苦しく感じられるが、その形は社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵である。マナーは民族文化時代宗教のさまざまな習慣によって形式が異なる。また、個人間でも価値観や捉え方による差異がある。

「他者を気遣う」という気持ちを所作として形式化し、わかりやすくしたものが形式としてのマナーである。

〜Wikipediaより引用〜

との事。

ライブ会場での「他者に気遣う」とはどう行った事なのか?も含めて僕なりの考えを書いていきたいと思います。

周りを気にせず大声で歌う

最近はこれが1番「マナー」としての可否を問われますよね。僕は「他者に迷惑をかけるような大声で歌う」というのは辞めるべきだと思ってます。

好きなアーティストのライブだから一緒に大きい声で歌いたい。騒ぎたい。

僕もわかります。多分高校生くらいの頃に行った初めてのライブではそうだったと思いますし。

しかし…しかしですよ?一回立ち止まって考えて見ましょう。見に来た時に周りにいるのは「他のお客さん」しかいないのです。

しかもそのお客さんのみなさんも同じ金額・同じ想いで来られています。

だとしたら、大声で歌いアーティスト本人の歌声を消して良いものかと言うと、僕はNOだと思います。

もちろん歌っている本人は「自分の声がうるさい」など気にも留めてないでしょう。気づかないのです。

でも周りのお客さんは注意したくても出来ないのです。

なぜなら「楽しい時間を過ごしたいから」

注意した方も気分が良くないですし、された方も気分が悪くなる。世の中で言うところの「クチャラー」と同じ様な扱いかなと。

※クチャラーとは…ご飯を食べる時にくちゃくちゃ音を立てながら食べる人。

マナーは人から指摘されるものではなく、自ら気づき立ち振る舞いの出来てないものを恥ずかしく思うもの。

ちなみにアーティストの山下達郎さんは…

「一緒に歌って欲しくない」とまで公言されていましたし、様々なアーティストが現在マナーについて色んな考えをおっしゃっています。

なかなか難しい問題ですよね。

僕個人の考えとしては「口パク」で一緒に歌い、コール・アンド・レスポンスの時にフルパワーで良いのではないかと思ってます。

アーティストからも「歌って〜」と言ってもらえた時こそ自分たちのフルパワーで応えてあげる事が良いのかな?と思います。

録音録画は禁止です

これは日本では当たり前。海外では撮影・録画がOKな会場もありますが…

日本は規制が強すぎるのかな?と思うところもありますが、しかしルールはルール。

1番良くないのは「撮影した舞台などをSNSでアップする」という事。これは本当に嫌ですよね。

僕は基本的には「ネタバレ」が嫌ですし「ネタバレ」をしたくもありません。ステージの写真はまず1番最初のネタバレになります。

今回はどんなステージで、どんな演出で…というスタジアムクラスのコンサート・ライブの演出が台無しになります。

録音をされている方もいらっしゃいますが、本当にやめた方が良いと思います。

「録画」「録音」をしている方って純粋にその時間を楽しめてない様な感じがします。

それこそ1番勿体無いと思いますので、その場、その瞬間でしか楽しめないライブという「生きたモノ」を体感することに集中してもらった方が良いかなと思います。

携帯の電源はオフが好ましい

ここまで行くと学校の全校集会みたいですが…(笑)

でも万が一!電源を切り忘れ、マナーモードにし忘れて静かなバラードやMC中に着信音が鳴ったりしたら!!!

とてもじゃないけど考えたくないほど気まずい空気になると思いますし、周りのお客さんから白い目で見られてしまうのでは…

なのでライブ中は極力電源オフか、マナーモードに!

禁止事項は守りましょう

ライブ・コンサートは僕達ファンからしたらお祭りですが、運営側からすれば一代行業なわけで仕事です。

しかも「ファンを楽しませる事」が仕事です。

自分達が楽しむ為にも、他の参加者が楽しむ為にも決められたルールは守りましょう。

決められたルールの中に「自由」が有って、そのルールを守れない場合はただの「無法者」になってしまいます。

楽しく、素晴らしい思い出を作る為にもルールの中で楽しむ事が大切だと思います。

アーティストとファンが一緒に作り上げるが最高のライブ

アーティストの想いとファンの想いがリアルで重なり合うのが「コンサート」や「ライブ」の醍醐味であると思うのです。

その場では多くの方々が様々な思いで来場していると思いますが、みんなが共通しているのは「楽しい時間を過ごしたい」というもの。

それを考えた時にファンの一人一人が「どうやったら自分だけじゃなく、周りのファンの方が楽しめるか?」を考えることも必要なのかなと思います。

その為には「自分の周りにこういう人がいたら嫌だな…」と思う人をイメージしてそれに自分が当てはまっていないか?を見つめ直す事も大切かも知れません。

最後に…

色々と書いてきました「ライブ会場のマナーについて」

もちろん僕の考えが絶対に正解ではないのですが、わかりやすい「マナー」を書いてきました。

今後ライブやコンサートに行かれる方のほんの少しの参考になれば嬉しい限りです。

ご覧頂きありがとうございました!

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