こんにちは。
著者のゆっくんです。
かなり個人的な感情でのタイトルで始まりましたが、なんとギター界の超大御所ブランド「Gibson」が倒産の危機だと言うこと。
僕個人としては、本当に大好きなブランドだし、過去の名演を彩ってきたギターブランドさんがなくなってしまうのは嫌です。
昔にもGibsonは経営危機に瀕したことがありますがその点も踏まえて、改めてGibsonのギターの魅力と言うものを書いていきたいと思います。
ギター界のロールスロイス
Gibsonは僕の中ではギター界の「ロールスロイス」だと思っています。
置いてあるだけで美しさを感じさせるボディ。
左右対称の整ったヘッドデザイン。
女性のようなくびれのあるボディライン。
王者としての貫禄。
ストラトキャスターが機能美を追求した「フェラーリ」だとしたら、レスポールはまさに「ロールスロイス」
1本手元にあるだけでも満足感が半端ではありません。
まだ触れたことがない方、ぜひ手に取ってみてください。
その満足感たるや本当に素晴らしいものです。
80年代の経営危機
実は昔、80年代頃にもGibson社は経営危機により瀕死の状態であったことがあります。
その状況を救ったのがGUNS’N’ROSESの「Slash」です。
周りのバンドのギタリストがこぞってコンポーネント系や変形ギターやストラトを使っている中、Slashは一人レスポールを低く構え、古の「Rock’n’rol」の世界から飛び出してきたギターヒーローのように立ち振る舞い、素晴らしいサウンドを奏でて改めてGibsonのレスポールと言うギターの魅力を全世界に広めました。
この功績より、SlashはGibsonからシグネイチャーモデルを出しております。
そのサウンドが聴けるのが1stアルバム。
バンドのデビューアルバムでありながら、最高のセールスを叩き出し「ロックの名盤100選」には必ず選ばれる作品。
ぜひ一度聞いてみてください。
他にもオススメなのはTOTOのアルバム。
スティーブ・ルカサーも大のレスポール好きで自分のモデルができるまではかなりの頻度でレスポールを使用しています。
僕がオススメするのはこの「TOTO Ⅳ」
非常に分厚いバンドサウンドに絡んでくるギタートーン。
これぞ「ルカサー節!」と言うものを余すことなく聴ける一枚です。
あと一人。レスポールではなく「335」というギターを操るギタリスト。
ラリー・カールトン。
この人の「優しく」「甘い」「木の音」がするギターサウンドは本当に素敵で、今でも僕の部屋ではほぼ毎日BGMとして流れています。
全世界でスマッシュヒットとなったラリーカールトンの処女作にして出世作。
フュージョン100選があると必ず選ばれる名盤です。
この作品たち以外にも、Gibsonがあったから生まれてきた名盤や名演はたくさんあります。
だからこそGibsonには頑張って欲しい!
重い…だがそれがいい
しかし…Gibsonのギターが敬遠されるのはわかるところもあるんです。
なにより「重い」のです。
ストラトやテレキャスは3.3〜3.7Kgくらいですが、Gibsonは平均しても4Kgになりますし、カスタムシリーズの重いものなど5Kgを超える個体があります。
しかし、その重みがあってこそ出てくる「音の重厚さ」
これは何者にも変えられず、他のギターでは絶対に出ないサウンドなのです。
仮にストラトやテレキャスにハムバッカーのピックアップを搭載しても絶対にこの「音の太さ」は出ません。
唯一無二のサウンドを持つギター。
それがGibsonのギターなんです。
新しいギターヒーローの存在
とは言え。
どうすればまた経営が戻るかと考えると、安直ですがもう一度ギターヒーローが生まれることがあれば…と考えてしまうのです。
もしくはもう一度「けいおん!」みたいなバンド系のアニメとかでめっちゃ脚光を浴びるとか。
あくまで日本のみになりますが…
世界的に見ると、シンガーソングライターの方々がこぞってGibsonを使ったりしてくれてたら変わるのかな…などど著者は考えております。
まとめ
少しではありますが、僕の中のGibson愛を書いてきました。
Gibsonがあったから生まれてきた音楽はたくさんあって、本当にたくさんの方々の耳に「Gibsonサウンド」は届いております。
僕が敬愛する「B’z」の松本さんもGibsonのシグネイチャーギタリストですし、僕自身もバンドの際はGibsonを使っています。
どうにかこの危機を乗り切って、これからも素晴らしいギターを作っていただきたいと切に願ってます。
頑張れ!!Gibson!!
ご覧いただきありがとうございました!