こんにちは。
著者のゆっくんです。
今回はギタリスト間でも非常に多いお話の1つ。
ストラト・レスポール・PRS(Paul Reed Smith)は結局どれがいいの?
よくPRSは「ストラトとレスポールのいい所どり」と言われますが、僕の観点は違います。
お好みのサウンドが欲しい方の手助けになればと思い書いていきますね!
どんな音楽をやりたいか?
これが1番明確に出るかなって思います。
もちろん全てのタイプのギターでできない音楽はありません。PRSでJazzをやっても良いし、レスポールでバキバキのMetalを弾いてもいいんです。
もちろんストラトでバリバリのBluesも良いですしね!
要は「どんな音を出したいのか?」に尽きると思います。
例えば稀代のブルースマン「スティーヴィーレイボーン」みたいな音が出したいならば、やはりストラトですし
Slashみたいな音が欲しいならばレスポールは必須。
そして、どんな音楽ジャンルにも対応できるような利便性の高いサウンドを求めるならPRSだと思います。
ストラトやレスポールはレジェンドプレーヤーが多く愛用している事もあり、やはり「この人の音はカッコいい!」って言われる率は高いですよね。これはギターが出来てからの歴史の深さが違うので、しょうがないです。
※ストラトやレスポールは60年以上の歴史がありますが、PRSは1989年にファーストロットが出たのでまだ2機種に比べると新しいのです。
でも今後はPRSを持ったレジェンドプレーヤーが出始めて「この人の音はPRSじゃないとね!」と言われる事が増えてくると思います。
※現にサンタナはずっとPRSユーザーで、最高のトーンを出しています!
それぞれ作りの違い
ストラト、レスポール、PRSの違いは三者三様ですが、それを知っておくとギター選びに役立つかと思います!
3シングルコイルの繊細さを持ったストラト
ストラトの魅力はなんといってもシングルコイルならではの繊細さとダイナミクスだと思います。
またストラトは「プレイヤーの音」を表現するのに非常に長けた楽器で、他の2機種とは一線を画します。
僕の中での印象は「弾き手の技量を余す事なく反映するギター」という感じです。
2ハムバッカー搭載のレスポール
レスポールの魅力はなんといってもハムバッカーを搭載した力強く温かみのある音です。
物質的な書き方をすれば「シングルコイルを2つ重ねる事でノイズの影響を受けにくくし、出力も上げている」といった感じです。
なので歪ませてもノイズが出にくく、澄んだ音色が出せます。
その分ストラトよりもギター本体の音色が強く、繊細なニュアンスをつけ難いところはあります。
※あくまでストラトと比較してのことです。巧いプレイヤーさんは物ともせず素晴らしい音とニュアンスを出しますので!!
ガンガンに歪ましても、クランチくらいの歪みでしっぽり弾いてもいい。それがレスポールサウンドの醍醐味です。
最大守備範囲を担当するPRS
PRSの凄いところはハムバッカーでありながらコイルタップでシングルコイルサウンドを出せるところにあります。
その利便性故にスタジオワークされる方や、現代音楽に対応する方には最高に扱いやすいギターだと思います。
そしてエフェクトノリが良く、どんな音楽にもマッチングします。
ただ「これがPRSの音だ!」とストラトやレスポールと比較すると上記の2機種よりは控えめな感じもするギターではあります。
昨今の販売した「McCarty594」というモデルを弾いた時に「あっ…これがPRSがやりたかったことなんだな」って感じました。
PRSのCEOのPaul氏も大のビンテージ好きで、ビンテージレスポールを基に製作されたとの事。やっぱりオールドレスポールをどこか求めていたんだなって思いました。
まとめ
本当にいいギターとの出会いって人間関係と同じ様にその時その場でのタイミングがかなりものをいいます。
みなさんが出会った時に「このギター最高!」と思ったら頑張って手に入れてみてください。
僕はバンドやセッションで使用するギターを変えますが、最近の割合ではストラト7のレスポール3位です。
※昔はレスポール10割でした(笑)
自分が今、どんな音を出したいか?どんな風なギタリストになりたいか?でその時の好みが変わってくると思います。
皆さんにとって素晴らしいギターと出会えることを願ってます!