こんにちは。
著者のゆっくんです。
今回はOvaltoneさんから新しく発売になった「GD-013 version2.0」のレビューをいたします。
新しい歪みペダルを探している方のご参考になれば幸いです。
守備範囲はOvaltone製品中トップクラス
コントロールはとてもシンプルでGain,Tone,Volumeの3つです。
切り替えスイッチが2つついていますが、こちらは後の項目で記載いたします。
Gainについては各Modeでかなりの可変幅があり、とてもセッティングがしやすかったです。
僕がよく演奏するハードロックから、ブルースまで余裕で変化できますし、歪み方もとてもナチュラル。
そして何より僕が一番感動したのが「ボリュームの追従性」が非常に高く、激歪みのセッティングからクランチまで、ハリのあるクリーントーンまで調整することができました。
これは凄いことで、ブランドさんのHPでは「アンプライクではない」と記載してありますが、この歪みの調整できる加減はアンプに近いと思います。
ハリのあるクリーントーンを作るもの、メタルを演奏する方にも対応できる素晴らしい歪みです。
歪みの質に関してはMarshall系の歪みではなく、同社の製品「Q.O.O.」や「OD-FIVE Xtreme」のようなモダンな歪み方ですので、Marshall系の歪みが欲しい方は「34-Xtreme」があっていると思います。
この機材に関してのレビューも今度合わせて書きたいと思います。
3Modeの変化の仕方
Mode切り替えのスイッチは「D.S」「VIN」「O.D」とありこちらについては切替で若干の音量の差はあれど、どのmodeでもセッティングがしやすく、使い勝手は最高です。
D.S=Distortionモード
このモードが一番歪みます(笑)
歪みのレベルについては12時くらいまでは歪みが強くなっていきますが、12時以降は歪みの倍音が強くなっていく感じがしました。
12時以降のセッティングにしても、Volumeのコントロールでクランチまで落とし込むことができました。
この可変幅は本当に使いやすいです!
このモードはメタルまでの歪みがでました。しかもストラトで!思わずイングヴェイを弾いてしまいましたし(笑)
レスポールやPRS系の方ならば、もっとGainを絞っても同等の歪みが得られるかと思います。
どんな音楽に合うかと言われれば、日本のバンドではLOUDNESSやB’zのような歪みの強いバンドでも対応できます!
VIN=Vintageモード
このモードは気持ちのいいクランチ〜オーバードライブまでを担当してます。
モダンハイゲインのアンプではなく、ヴィンテージ系歪みアンプのような歪み方です。
このモードではBluesや、POPバンドのバッキング・リードなど様々なシーンで活用できますし、ちょっとGainをあげてクラシックロックなどもできると思います。
O.D=Over Driveモード
このモードは他にメインの歪みペダルがあった際に使用したらいい感じの倍音を足してくれる感じがしました。
僕が気に入った使い方としては、Gainは9時くらいでToneはお好み、Volumeは13時くらいでブースター的な使い方が気に入りました。
僕は足元にJHSのAngry Charlie V3があるので、それの前段にいれてソロの際に踏む感じの使用法をとります。
FATスイッチについて
左上部にFATスイッチがあり「x3」「x1」「x2」というスイッチがありますが、ギターにとって大切なMidの出方が変わります。
おすすめとしては、ハムバッキング系なら「x1」〜「x2」での使用で、シングルコイル系ならば「x1」〜「x3」の中でお好みで調整していただければと思います。
まとめ
3Mode x 3switchで非常に幅広い選択肢があり、どんなジャンルでも対応できる素晴らしいペダルです。
メインディストーションとして使用してもいいですし、ブースターとしても使用してもいい。
先に書いたOvaltoneさんの「FOUNTAIN」と合わせて使えば、できない音楽ジャンルがないのではないかと思います。
本当に素晴らしいペダルを排出し続けてくれているOvaltoneさんには脱帽ですし、今後の製品にも期待大です!