こんにちは。
著者のゆっくんです。
前回の記事の続きになりますが、ギタリスト「山口和也さん」の開催する「タメシビキ会」へ参加してきました。
前回の記事では、会のきっかけになった「Two-rock」のアンプに重きを置いて書きました。
しかしもう一つのテーマが実はあったのです。
そう!それが「Fractal Axe vs Kemper vs 実アンプ」の聴き比べ!
最新機種のAxe Ⅲとデジタルアンプ系最強の名高いKemper、そしてTwo-rockという豪華すぎる聴き比べでした!
その中で僕が感じたことも合わせて書いていきたいと思います。
オールインワンのFractal Axeシリーズ
僕も実は昔持っていたのです。※確かUltraです。
Fractal Axeの素晴らしい所は「オールインワン」という所。
最高品質のアンプシミュレーターから、Eventideに匹敵する空間系、専用のコントローラーを使えば「出来ないことはない」という、現代において最強マルチギタープロセッサー。
Ⅲになり音の解像度や、CPUの規模も大幅に上がり処理能力が上がったことでレイテンシーや音切れなどにも前回の機種を凌駕する機種です。
デジタルアンプ最強のKemper
僕は正直あまり良い印象がなかったんです。
多分試した時の環境や設定がよろしくなかったのだと思います。
山口さんが使用されているKemperから出てくる音の迫力、音圧、密度。
どれを取っても「アンプじゃん!」と突っ込みたくなるほど。
Kemperのすごく好きな所は内部はデジタルなのに、音作りの時は「ノブを回して作れる」という所。
聴き比べの時も、山口さんがノブを回して微調整されてました。
僕はこういう所が好きです(笑)
Fractal Axeは音作りの作り込み度は凄いのですが、階層が深くて広いので本当に迷子になりかけるんです(笑)
シンプルに直感的に音作りが出来て、なおかつ幾千とある名機達を詰め込めるKemper。
初めてその力の「本気」を一旦ですが聞かせていただきました。
いざ!タメシギキ!!
デモンストレーションで山口さんが3機種を目の前で弾いてくださいまして。
「さあ!みなさんはFractal AxeとKemperのどちらが好きでしたか!?」
……
大体半々くらいでした。
Fractal Axeも良いし、Kemperも良いんです。
ちなみに僕はKemper派でした。
多分ですが、純粋にアンプに特化してる分プロファイルが本当に実機に近い音で鳴ってるからだと思います。
で、改めて「じゃあ3つの中で良かったのは!?」
全員がTwo-rockに手をあげるという事態でした(笑)
※だってこのアンプめちゃくちゃ良い音するんですもん。
仮にJCM2000で試したら別の結果が出たかもしれませんが、今回はTwo-rockの一人勝ちでした。
タメシギキをして見えたもの…
よく「Fractal AxeとKemper、Helixのどれにしたら良いか迷う」という言葉を聞きますが、今回のタメシギキで僕の中ではかなり明確に差異が見えましたし、求めるベクトルの違いもわかりました。
楽器店では一生わからなかったと思いますし、購入してわかった時には散財してそうです(笑)
ここについてはまた別記事で掲載いたします。
まとめ…
僕が音を聞いて「欲しいなぁ」と思ったのはKemperでした。
なぜTwo-rockでないか?というと、今回の音量で使える場面って本当にないと思います。
おそらくレコーディングブースだけじゃないかと。
音はダントツの良さがあり、見た目も最高!欲しいです(笑)
でも使うなら年中使いたい!じゃないですか(笑)
山口さんが「やっぱこういう場だから出せる音量ってありますよねw」とも仰ってましたし。
今回はすごく贅沢な環境で聞かせていただくことができました!
山口さん。本当にありがとうございました!
そして…まだ続きます(笑)
お楽しみに!