こんにちは。
著者のゆっくんです。
2019/06/02行われたプロギタリスト「山口和也」さんが開催している「タメシビキ会」へ参加してきました。
その中で僕が最も感動し、本当に欲しい!と思ったのがLine6のHelix。
巷では「音が良い!」とか「操作性が凄い!」とか言う評価がありましたが…
「実際スタジオで、爆音で鳴らした事がないからわからん!」
「楽器店でそんな音量や時間は使えない!」
と思っていまして…
そしたら今回、なんとお持ちの方が持ってきてくださいました!
という事で、レビューして行きたいと思います!
昨今のフロアマルチ
様々な機材が集まる中、注目度が高かったのはフロアマルチの顔ぶれ。
昨今は本当に質の高いマルチがありますよね。
どれも高品質だし、音が良い。
ぶっちゃけきっとどれを買っても満足度はあると思います。
だからこそ悩むんですよね。
僕は半年くらい、毎日悶々としながら悩んでいました。
「実際にじっくり触らないとわからない!」
そこへきての今回のタメシビキ。
販売店では出来ないほど、余す事なく試すことができました。
オーナーのイワタさん。ありがとうございます。
起動して5分で良い音が作れる操作性
今回はJC-120のリターン挿しで試させて頂きました!※おそらくこの使用法が1番多いのでは?
電源を入れて、空のプリセットからアンプをセレクト。
ボリュームペダルのアサイン。
イコライジングなどは微調整しましたが、本当に5分でプロクオリティの音が出ました!
これは会場にいた友人複数と一緒に…
「この音ヤベェ!!」と驚嘆。
ギター本体のボリュームへの追従性、音の輪郭、歪みの加減。
全てが高次元で絡み合った素晴らしい音質。
この感動はFractal Axeを初めて触った時と同じ感動でした。
流石の空間系も!
Line6と言えば空間系!と言う認識の方もいるのではないでしょうか?
コーラスやトレモロ、そのほかのディレイやリバーブも流石のクオリティで弾いていて、聞いていて凄く気持ちよかったです。
ルーティングが単純明快!超凝った作りこみも可能。
Fractal Axeをはじめ、Helixもルーティングがかなりの肝になりますが、本当に簡単です。
コントロールノブ一個を操作するだけで自由に組み替えが可能。しかも演奏中にステータスもいじれます。
そして、めちゃくちゃ音作りを追い込むことも出来ます。
正直に言いますが「このステータスって何?」と思うものもありました。
アサイン追加が楽すぎる
こう言ったマルチで必ず使うのが「アサイン機能」
フットスイッチに任意のエフェクトを割り当てる機能ですよね。
これがHelixの場合、超簡単でした。
しかもmultiple modeにも簡単に対応してるので、ボタン1つでガラッとサウンドを変えることも可能。
現在、GT-1を使用している僕からしたら感動でしかありませんでした。
でも…デカくて重くない??
Helixは確かにデカイです。
今回集まったフロアマルチの中でもダントツにデカイ。
しかし考えたら…
「普段の使ってるエフェクトボードを想定して組んだら、同じくらいの大きさと重さになるのではないか?」
・ボリュームペダル
・ワウペダル
・ブースター
・ディストーション
・コーラス
・リバーブ
・ディレイ
・パワーサプライ
・etc…
実際問題「変わらない」のです(笑)
むしろ、ワイヤリングや電源関係の心配事を入れたらオールインワンで対応できるフロアマルチの方がストレスなく、不安もなく「演奏に集中」出来ると感じました。
コンパクトエフェクターの魅力は十分に知っているのですが、流石に演奏中に「コサックダンス」状態になるのは大変です(笑)
さらに様々なタイプのエフェクトも入っているので「今日はこっちのエフェクターの気分だなぁ〜」と気軽に変えることも可能。
そして何より「アンプ」が搭載されていると思えば…
「デカくて重くはないな…」と正直に思いました!
HX stompじゃダメなのか?
ここで最新作の「HX stompがあるのに?」と言う考えの方もいらっしゃると思います。
もちろんstompの方も素晴らしい製品ですのでめちゃくちゃ悩みました。
僕が1番悩んだのは「パッチの数」で、言うなれば「スイッチャー的な使い方」を含んだ使用法がしたかったんです。
そうするとstompは3つまで。
それ以上場合はMIDIコントローラーを付け足すなど必要になりますし、何よりボリューム操作ができません。
僕は普段、セッションなどでマスターボリュームとしてペダルを使いますし、J-Pop系の楽曲は本当に音色を多く使うので、切り替えが3つでは追いつき切らない時があります。
※洋楽のハードロックカバーバンドでも追いつかない事が多々ある(笑)
そして新しいコントローラーやEXPペダルを買い足すと、せっかくのコンパクトさも影を潜めてしまいます。
最高峰のサウンドシステムの通り
現時点で最高峰と言われるFractal Axe、Kemper、そしてHelix。
まさにその通りのオールインワンギタープロセッサーでした。
価格帯、運搬、汎用性、サウンドクオリティを考えた時、3者の中で最も触れやすくてシンプルに使いやすいのはHelix。
今回試せた事が本当に僕の悩みを吹き飛ばしてくれました。
最後に…まず30分使ってみて!
今回はかなりの時間Helixを触らせて頂きました。
あれ?他の2機種は?
それは次回以降に書きますね!
あまりにHelixの衝撃がすごかった為、1番に書かせて頂きました。
楽器店でフロアマルチを考えてる方はぜひ「30分」使ってみてください!
ご覧頂きありがとうございました!