こんにちは。
著者のゆっくんです。
今回は現役のバンドマンが「どうやって時間を使っていくか?」を考えてみたいと思います。
まず最初にぶった切りの形ではありますが「ライブをやりまくれば何とかなる!」と思ってる方がいたらまず考え直しましょう。
それは何十年も前の活動の仕方です。
僕なりではありますがこう言った形で時間を使ってみては?と思いますので、ご覧頂ければ幸いです。
まずは時代を考える
1番最初のとっかかりとしては…
「現代はどんなことができるのか?」
をしっかり考えることだと思います。
例えば「バンド」が無くても、個人で音源を製作したり、ボカロを製作したり、バンドの視聴音源を製作したりと…
ひと昔前と比べて、自分たちの「作品を聞いてもらえる機会」というのはハードルが降りてきています。
僕の先輩方が現役だった頃はまず「インターネット」が現代ほど普及しておらず、誰かに音源を聞いてもらうことすら至難の技だったんです。
だからこそライブが重宝されたし、たった30分の演奏時間にフルパワーだったんです。
※今、手を抜いているわけではないですよ!!
セットリスト、衣装、楽曲、お客さんとのコミュニケーション。
どれ1つとっても戦場です。
なのでまずは「実践」がものすごく大きな要因になってました。
しかし現代に話を戻すとSNSの恩恵やDTMの進化により、レコーディングスタジオを使用しなくても、業者にCD盤を注文をかけずとも音源だけの試聴や購入は可能になりました。
※本気の音を録りたいのならばやはりレコーディングスタジオでプロのエンジニアさんとやるのが1番いいです。
なので自分たちの音楽を好きになってくれる方、興味を持ってくれる方にアプローチしやすいですし、個人が盤を持って動き回る必要がなくなりました。
サイトに貼り付けておけば聴ける環境ができたのです。
こうすると、今1番大切なのは「SNSを使用した営業」だったり「音楽仲間を募って聞いてもらえるようなコミュニケーション」という「戦略」に重きを置いた動きが必要ではないかと、僕は常々思っております。
実践は確かに楽しいし、やり甲斐もある。
リアルにお客さんの反応も見れるし、その分モチベーションが高まります。
しかし大切なのは…
「費用対効果」と「かけられる時間」
を考えること。
わかりやすく言えば、ライブ一本やるのに必要なのは「ほぼ一日がかり」で費用も「〜万」でしょう。
それに見合うだけの価値や還元をしっかりできているか?リハーサル代や交通費も考えましょう。
こういった費用=経費と考えると、僕はまずは音源を作り、拡散し、反応を見ながら製作し、ライブをやり、動画を撮り、それもYouTubeなどで拡散。
自分たちが動かなくても「営業の媒体」になる物をカタチにしておくことが現代では大切なモノだと思います。
SNSをフル活用する為に2〜3万円分くらいは本を読む
さて…それでも「自分たちが動かなくても【営業の媒体」になる物を作る」にはどうすべきか?
ですが…まずは「本を読む」という事。
世の中には素晴らしい書籍がたくさんあり、その中には「SNSマーケティング」や「効果的なYouTubeの動画撮影・加工」や「音源制作のコツ」など、多くの書籍があります。
正直なところを言えば…
ライブを1本やるより本を買った方がいい。
先人の知恵を借りて、自身が成功するのはずっと今まで繰り返されてきた事ですので、その先人たちの知恵を借りることができるのが「本」です。
バンドでリハーサルをする時間と同じくらい本を読んでみてはいかがでしょうか?
現代ではSNSは爆発的な成長を遂げて、もはやほとんどの方の「生活の一部」です。
どうやったら自分たちの音楽がその方々の「生活の一部」に入っていけるか?を勉強する事を僕はオススメします。
ちなみに僕の主力SNSはTwitterで、ここで出会えたたくさんの仲間たちと今は音楽を作っていこうと話しています。
営利目的ではないと言い切ることはできませんが、それでも自分の作品をどうやったらたくさんの方に聞いてもらえるを常に考えながら動いています。
皆さんもまずはSNSの拡散力を手に入れるために本を読んで学んでみていただきたいです。
時間をどれだけ使えるか?
バンドマンは正直なところを…
「バイトがあるから時間がない」
「ライブをやるからお金がない」
の「ないない」状態です。
それでも頑張るのだとしたら「増やす」か「削る」しかないと思います。
1番簡単な選択肢ではありますがよく言われる「睡眠時間を削る」という事。
これは「本当に好きなら気がつくと時間が経っている」という行動であれば良いと思います!
ただ無理をしてしまうと体を壊してしまいますので無茶はしないように…
増やす方法としては「仕事を調整する」という事。
ただこの方法だと「収入」がある程度減りますし、活動費の捻出が厳しくなります。
そうすると、体と相談をしながら「しっかり稼ぎ、しっかり活動する」という結論になりますよね。
だからこそ!すぐに媒体を作るのがベスト。
これは今現在の僕の結論ですが…
宣伝するにも知ってもらうためにも、やはり先ずは「媒体」が必要。
音源・ホームページ・Twitter・オーディオストックなど出来ることはたくさんありますが。
先ずは何よりも「音源」だと思います。
音源もなしにサイトを作っても「どんな音楽」かわからないですので。
以前活動していた時の流れを参考までに記載いたしますので…よかったら参考にしてくださいね。
1.曲作りはバンドで入らず、個人で8割作り込む。
2.作り込んだものを基にスタジオでリハ・ジャムる(時間にして2〜3時間集中)
3.その中からキメなどの案でかっこいいのが出てきたら採用。
4.DTMを使用してミックス前のレベルまで録る。
5.専門のエンジニア・ミックスを依頼してトラックダウン。
ここまでを1〜2週間でやれれば、その音源が「自分たちが忙しい間の宣伝活動」をしてくれます。
何より大切なのは「先ず聞いてもらう事」
厳しい言い方ですが、お金を払ってライブを見に行くと言うのはなかなかハードルが高いもの。
それが音源も知らないバンドだったら尚更です。
なのでまず、しっかり自分達を「紹介」し「代弁」してくれる音源を作る事に尽力することがベストかなと思います。
特に時間がないバンドは尚の事、早く音源を作りましょう!
最後に…
今回は「バンドマンの時間の使い方」をテーマに書いてきました。
プロを目指す方ならば当然の事、時間の使い方は大切です。
めちゃくちゃ固い言い方をすれば…
「時間管理ができずに成功出来ることはない」
と僕は教えられてきました。
皆さんの活動の仕方を現代の流れを見て考え、一曲でも素敵な作品やバンドさんが出てきて、また音楽業界が盛り上がれば嬉しいです。
ご覧頂きありがとうございました!